【例文付き】履歴書志望動機の書き方・コツを解説!ない方の対策方法も
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目次
- そもそも志望動機とは?なぜ書くのか?
- 履歴書に志望動機を書くときの基本ルール
- ①記入量の目安は枠内の7割以上または200〜300字
- ②応募先企業の魅力と自身の実体験を結びつける
- ③採用担当者の意図を想像して記入する
- 志望動機の書き方・まとめ方のポイントを解説?
- ①結論から記載する
- ②志望理由に合わせて適したエピソードを探す
- 履歴書に志望動機を書くときの手順
- 志望動機を書くときの注意点・NGポイントとは
- ①受け身な姿勢
- ②前職の不満を書く
- ③企業理念に共感しただけ
- ④ユーザーの感想になっている
- 志望動機の例文(未経験・第二新卒など)
- 履歴書に関するよくあるQ&A
- Q1.履歴書はどの形を使えばいい?
- Q2.手書きとPC、どちらで書けばいい?
- まとめ
仕事を探していくなかで面接などでも高確率で聞かれるのが、志望動機です。
履歴書にも志望動機の記入欄があることは多いですが、第一志望であればまだしも、第二志望、第三志望となってくると「何を書けば…」と悩む方もいるのではないでしょうか?
また、経験したことのある職種や業種に関連する仕事に応募するのであれば、経験を活かして働きたいなどと書くことも可能ですが、未経験の場合の書き方には悩むこともあるでしょう。
今回はそもそも志望動機とは?という部分から、書き方のルールや手順、注意点、そして例文などもご紹介します。
この記事を読んで、一緒に志望動機を完成させていきましょう。
そもそも志望動機とは?なぜ書くのか?
まずは「そもそも志望動機とは?」という部分から確認していきましょう。
志望動機は一言でいうと「その企業で働きたいと思う理由」です。
企業側は志望動機からその人の自社への思い入れの強さや、自社の商品やサービスをどのくらい理解してくれているかなどを知りたいと考えています。
「なぜ同業他社の中からその企業を選んで応募したのか」をアピールできる絶好の機会です。
汎用性のある無難な内容を使い回す人もいますが、あなたがその企業に応募した理由への説得力を高められるチャンスなので、使い回しはなるべく避けてください。
履歴書や職務経歴書のようにこれまでの経験を伝えることがメインの書類のなかで、経験に関わらず企業の担当者に熱意を伝えられる数少ないポイントなので、あなたの意気込みをしっかりと伝えていきましょう。
履歴書に志望動機を書くときの基本ルール
実際に履歴書へ志望動機を書く際には、事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
まずは、以下のポイントを確認しながら自分の考えを整理していきましょう。
①記入欄が決まっている場合は、枠内の7割以上、文章量が自由に設定できる場合は200〜300字を目安に記入する
②応募先企業の魅力と自身の実体験を結びつける
③採用担当者の意図を想像して記入する
それでは1つずつチェックしていきましょう。
①記入量の目安は枠内の7割以上または200〜300字
よく見かける履歴書はJIS規格のものですが、実は決まった形式があるわけではありません。企業側が用意している場合もありますし、自身で自由に作ってOKという場合もあります。
そこで悩むのが「どのくらい書けばいいのか?」です。
もしすでに枠が決まっている場合には枠の7割を目安に、もし枠が決まっていなくて自由にかける場合は200字〜300字を目安に記入しましょう。
②応募先企業の魅力と自身の実体験を結びつける
求人に応募をするということは、その企業を魅力的に思っているということ。
そのため、「御社のここがいい、ここが好き」だけでは不十分です。
企業の魅力と自分のこれまでの経験(転職理由など)を結びつけて、企業を魅力的だと思っている理由に説得力をもたせることがポイントです。
③採用担当者の意図を想像して記入する
志望動機に関わらず、履歴書や面接で聞かれる質問には採用担当者の意図が隠れているものです。
志望動機の場合は「自社に何を求めているのか」「なぜ自社なのか」「長く活躍できそうか」などを見極めたい場合が多いので、表面的な条件などを志望動機に書くのは避けたほうがよいでしょう。
志望動機の書き方・まとめ方のポイントを解説?
志望動機をより伝わりやすくするためには、書き方のポイントを知っておくことが重要です。思いを伝えたいと一生懸命に考えた志望動機が採用担当者に1%でも多く伝わるように、
①結論から記載する
履歴書の志望動機欄に関わらず、就職・転職活動で意識してほしいのが「まずは結論から」というポイントです。
採用担当者の中には日々たくさんの履歴書に目を通している方もいるので、まずは簡潔に伝えて興味を持ってもらうことが大切です。
②志望理由に合わせて適したエピソードを探す
自身の実体験を入れたほうがよいことは先ほども伝えましたが、「実体験と言われても…」と書くべきエピソードが思いつかない場合もあるでしょう。
その場合は、以下の方法で探してみてください。
・転職理由や退職理由を深ぼる
・企業と自分の共通点を探す
転職理由や退職理由には、自分の仕事への希望が隠れている場合が多いです。そしてその希望は志望動機に繋がることも。
例えば、志望動機が「自分の興味のある分野にチャレンジしたい」であれば、その分野に興味を持ったときのエピソードを前職の経験から探してみてください。
考え方の例
◯マーケティングに興味があるから未経験だけどチャレンジしたい
→カスタマーサポートで顧客からの声に向き合うなかで、その声を活かす方法を自然と考えている自分に気づいた
→現職はBtoBでそこまでマーケティングに力を入れない方針なので、BtoCのマーケティングに力を入れた企業で働きたい
こういったエピソードに肉付けをしていけば、志望動機がグッと書きやすくなります。
また、企業と自分の共通点を探すのも手段の一つです。
企業研究をしながら企業の強みを探し、自己分析をしながら自分の強みやアピールできそうな性格などを探します。
例えば、企業側の強みが「ユーザーにとことん寄り添ったサービス」で、自分の性格が「誰かのために頑張ることが好き」であれば、その親和性は高いといえます。
あとは「誰かのために頑張ったエピソード」をこれまで携わった業務から探してみましょう。
履歴書に志望動機を書くときの手順
志望動機を書く際には、次の3つの順番を意識して文章を構成していきましょう。
①その企業を志望した理由を1文で書く
②なぜ①のように思うようになったのか、これまでの経験を交えながら書く
③どのように貢献し、その企業で活躍したいかを書く
まず最初は結論から。まとめ方のポイントでも書いたように、志望した理由を1文で短くまとめましょう。
たかが1文と思うかもしれませんが、たくさんの履歴書に目を通す採用担当者から興味を持ってもらうためには、最初の1文がとても重要です。最初の1文で「この人はうちには合わないかも」と思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
次に書くのが①のように思うようになった理由です。
ここはエピソード選びがポイントになってきます。先ほど紹介したような方法で、あなたの志望動機の説得力が増すエピソードを選び、記入していきます。
そして最後に、志望企業に入社したあとにどんなふうに活躍したいかを書いてまとめていきましょう。
企業が求める人材像を想像しながら、自分が貢献できるであろう部分をアピールしていきます。何を書いたらいいか悩んだ場合は3〜5年後の自分がどのように働いていたいかを想像してみてください。
「◯◯として実績を積んでいき、将来的には◯◯を担っていく存在になりたいと思っています」など、具体例を出しながらアピールしてみてもいいでしょう。
最初の①で興味を持ってもらい、最後の③で印象を残す。
この書き方で、しっかりと採用担当者の記憶に残るように書いていきましょう。
志望動機を書くときの注意点・NGポイントとは
ここまでは志望動機をより良く書くための方法をご紹介しましたが、ここではNGな志望動機の書き方などの注意点も少し見ていきましょう。
①受け身な姿勢
「御社で勉強したいです」「御社でスキルを身に着けたいです」という志望動機を書こうと思っている方もいるのではないでしょうか?
学習や成長の意欲をアピールする意図があるのかもしれませんが、企業は学校ではありません。給与をもらって仕事をしに行くので、学習・成長を企業側に求めているように受け取られてしまうかもしれません。
②前職の不満を書く
志望動機は企業の魅力と転職の理由などに繋がりを持たせることを書き方のポイントとして紹介しましたが、ネガティブな転職理由を書くのはNGです。
採用する側としては「うちもそんな理由でやめてしまうのでは?」と不安を感じてしまうのかもしれません。
転職理由がネガティブな場合は別のエピソードを選んだほうがいいでしょう。
③企業理念に共感しただけ
定番の志望動機として「企業理念に共感した」がありますが、定番なだけあり他の候補者と被りやすく、印象付けが難しい志望動機の一つです。
企業理念についてどうしても書きたい場合は、自身の具体的なエピソードをつけてオリジナリティを追加しましょう。
④ユーザーの感想になっている
「貴社の商品の◯◯がとても使い勝手がよく〜」など商品やサービスの良さが志望動機になっている人もいるでしょう。
しかし、志望動機は一緒に働く人を選ぶために使われるものなので、商品やサービスの良さだけでは、ユーザーの感想になってしまいます。
もし商品やサービスの感想を書く場合は、「自分だったらこうする」など提案などまで行うと印象が良くなるでしょう。
独りよがりな志望動機になってしまわないよう、書き終えたあとに以上の点に当てはまっていないかチェックしておきましょう。
志望動機の例文(未経験・第二新卒など)
では、ここからは志望動機の例文を紹介していきます。
先ほど紹介したポイントや注意点を意識しながら読んでみてください。
経験職種の場合
オフィスなどの不動産物件を取り扱っている貴社で、これまでの営業経験を生かしていきたいと考え、志望いたしました。
前職では、賃貸マンションなど取り扱う不動産営業を行ってきました。賃貸マンションは事業用として使われる場合も多く、物件の商用利用の契約もなんどか行ってまいりました。前職でオフィス利用や店舗利用のお客様と接していく中で、人生をかけて挑戦する人を応援したいとおもうようになり、事業用物件を多く取り扱う御社に魅力を感じました。
入社したあかつきには、自身の知見を生かし、貴社が取り扱う物件の魅力やメリットをお客さまに伝え、成約に結び付けたいと考えております。
未経験の場合
貴社の◯◯を愛用しており、その魅力をマーケティング担当としてより多くの人に伝えたいと考えています。
私は新卒で入社した機械メーカーで、企業向けの営業職を担当しています。
日々の業務のなかで丁寧かつ、より効率的により多くの企業に自社商品の魅力を伝えられるように手法の改善をすすめてきました。その際、マーケティング手法を調べる機会があり、BtoCの商品をより多くの方に届けてみたいという思いが強くなりました。現職はBtoBのため希望する業務が難しいため、今回転職を希望いたしました。
マーケティングの仕事は未経験ですが、営業として培った商品の魅力を伝える力を活かして、一日も早く専門性を身につけて活躍したいと考えています。
第二新卒の場合
私は、大学で学んだ栄養学を活かして、より多くの人に健康を届けたいと考えています。
現職も食品を扱っていますが、一番のミッションは美味しさの追求です。料理であれば美味しいことは大前提として、私はそこに栄養価の高さもプラスして行きたいと考えています。
貴社の製品は健康によいということで知りましたが、初めて食べたときにその美味しさに衝撃を受けました。美味しいと健康を両立している貴社で、私の知見を活かし商品開発ができればと思っています。
履歴書に関するよくあるQ&A
最後に、履歴書の志望動機についてよくある質問についてまとめました。
疑問や不安はここで解消して、志望動機を記入していきましょう。
Q1.履歴書はどの形を使えばいい?
履歴書には決められたフォーマットがあるわけではありません。
最優先すべきは企業が指定してきたフォーマットです。企業からとくに指定がない場合は、JIS規格と呼ばれる最もポピュラーなものを選べば基本は問題ありません。
ただ、最初に言ったように決まりはないので、枠が調整できる場合は項目は変えずにご自身で枠の範囲を調整してもOKです。
Q2.手書きとPC、どちらで書けばいい?
昔は手書きであるべきという風潮がありましたが、現在はPCで書かれることも増えました。
そのため、企業から指定がない場合は基本はどちらでも問題ありません。
もし、字がきれいなことが仕事で役立つような会社であれば、あえて手書きで書いてみるのも良いでしょう。
まとめ
志望動機は、たとえ同じ内容であっても伝え方ひとつで伝わり方も変わります。
履歴書でも面接でも必須といえる内容のため、履歴書を書く段階でしっかり考えをまとめておくことで、安心して面接にも挑むことができるはずです。