履歴書の職歴欄完全ガイド:基本ルールと例外事例の対応
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目次
皆さん、職歴の書き方に関する疑問や悩みを抱えていませんか?特に、「職歴の正式な書き方が分からない」という問題や「アルバイトの経験も履歴書に書いた方が良いのか?」という疑問は多くの方が共感する部分でしょう。そんな悩みを持つ皆さんのために、この記事では職歴の効果的な書き方を3つのステップで解説しています。具体的には、履歴書のフォーマットの選び方、職務経歴を際立たせるための重要情報の強調方法、そしてアルバイト経験の適切な取り扱い方について詳しく説明しています。職歴の書き方一つで、あなたのプロフェッショナルなイメージが大きく変わることがあるでしょう。この記事を参考にして、自信を持って履歴書作成に取り組んでください。
履歴書の「職歴」欄の基本的な書き方
履歴書の一つの欄に自分のキャリアをまとめるのは、一見シンプルながらも難しいタスクです。特に「職歴」欄は、採用担当者が最も注目する部分の一つ。そこで、その書き方の基本について以下4点を押さえ、自身の経験を適切に伝える方法を学びましょう。
- 学歴記入欄から1行あけて「職 歴」と書く
- 入社・退社年月を時系列で書く
- 学校卒業後の職歴は原則全て記入
- 部署異動も主なものは書く
学歴記入欄から1行あけて「職 歴」と書く
履歴書において、学歴の終了部分と職歴の開始部分は明確に区別することが不可欠になります。これは、情報の読み手にとっての読みやすさを最優先とし、異なるカテゴリーの情報が混在することを避けるためです。この区別により、採用担当者や該当する読み手が迅速に、そして誤解なく情報をキャッチできるよう配慮することが大切になります。
入社・退社年月を時系列で書く
履歴書や職歴を記載する際には、最も古い経験から最も新しい経験へと時系列で順番に記述することが推奨されます。この方法により、採用担当者や読み手があなたのキャリアの成長と進行を一目で簡単に把握できるようになるでしょう。これは、あなたのプロフェッショナルな歩みや経験の豊かさを明確に示す上で非常に有効です。
学校卒業後の職歴は原則全て記入
履歴書には、自分の職歴を全て正確に記入することが求められます。特に、キャリアの中でギャップ(空白期間)が生じている場合、その期間と理由を明確に記述することが重要です。これにより、採用側はあなたの経験や状況を正確に理解し、適切な判断材料として利用することが可能となります。透明性を保つことで、より信頼性の高い自己PRとなります。
部署異動も主なものは書く
履歴書における職歴の部分では、異動先での役職や担当業務を簡潔に明記することが必要です。特に1社での勤続年数が長い場合、異動先や役職の変遷を細かく書くことで、自身のキャリアの幅広さや成長を明確に伝えることができます。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2020 | 1 | 株式会社〇〇 営業担当 |
12 | 株式会社〇〇 営業チームリーダー | |
2021 | 1 | 株式会社〇〇 営業部門マネージャー |
履歴書の「職歴」欄の注意点
履歴書の「職歴」欄は、あなたのキャリアを端的に示す貴重なスペースです。しかし、単に経験を羅列するだけではなく、その書き方や内容には細心の注意を払いましょう。誤った情報や不完全な記載は、採用のチャンスを逸してしまう原因ともなりえます。このセクションでは、職歴を正確かつ効果的に伝えるためのポイント4つと、よくある失敗を避けるための注意点を明らかにしましょう。
会社名、所属部署は正式名称を記入
在職中の場合は「現在に至る」または「在職中」と記入
最後に右下に「以上」を書く
履歴書全体で統一すれば西暦和暦どちらでもよい
会社名、所属部署は正式名称を記入
履歴書や業界資料の記載においては、信頼性を高め、受け手が誤解することを避けるための正確性が求められます。特に会社名や団体名など、公式な名称を記載する際には、略称や俗称ではなく、正確な表記を使用することが重要です。不明瞭な場合や確信が持てない場合は、その組織の公式資料やホームページを参照して確認しましょう。例えば、「〇〇(株)」といった表記は、「〇〇株式会社」と正式に記載することで、より情報の信頼性が高まります。
在職中の場合は「現在に至る」または「在職中」と記入
履歴書の「職歴」欄において、現在の勤務先から退社していない場合、その事実を明確に伝えることが必要になります。該当する情報は、前の職歴の記載から1行空け、左詰めで「現職中」というように記載するのが一般的です。さらに、もし退職日が既に確定している場合には、それを「退職予定日:20XX年XX月XX日」と具体的に書くことをおすすめします。このようにすることで、採用側に対して現在の就業状況や将来の動向を明確に伝えることができるでしょう。
最後に右下に「以上」を書く
履歴書の「職歴」欄で最後の職歴を記載した後、その終了点を明示的に示すことが重要です。「以上」という言葉を用いる場合、それは「その後の職歴はありません」という意味を持ちます。これにより、採用側はあなたがその後どのような仕事にも就いていないことを理解できるでしょう。同様に、「以上」という言葉には、「その後は何の仕事にも就いていません」や「これで記入する事項は以上です」といった意味も含まれています。これにより、履歴書の内容が正確かつ完結であることが伝わるでしょう。
履歴書全体で統一すれば西暦和暦どちらでもよい
履歴書の日付表記において、「20〇〇年」のような西暦形式や「平成〇年」のような和暦形式のいずれを使用しても特に問題はございません。ただし、重要な点として、履歴書全体の日付表記を一貫して、西暦または和暦のどちらかに統一することをおすすめします。特に和暦を使用する場合は、元号(例:平成、令和)を省略せず、正確に記載することが必要です。これにより、情報の整合性を保ち、履歴書の見た目も統一感を持たせることができるでしょう。
特殊例の職歴の書き方5選

職歴は、多くの場合、標準的な形式で履歴書に記載されますが、特定の状況やキャリアパスにおいては通常とは異なる書き方が求められることがあるでしょう。留学経験やフリーランスとしての活動、複数の職業を持つ場合など、様々な特殊な状況に応じた職歴の記載方法が存在します。このセクションでは、そうした特殊なケースに遭遇した際の職歴の正しい書き方を5つの具体例を通して紹介します。
- 新卒の場合
- アルバイトの場合
- 職歴無しの場合
- 看護師や公務員の場合
- 派遣社員の場合
新卒の場合
履歴書の「学歴」欄の記載を終えた後、1行を空けて「なし」と明記してください。この際、アルバイトやパートの経験など、非正規の雇用に関する情報は記載しないよう心掛けてください。正式な履歴書では、そのような短期・非正規の経験は含めないのが一般的とされています。
アルバイトの場合
履歴書における職歴の記載に関して、アルバイト経験は基本的に含めないのが一般的です。しかし、アルバイトに応募する場合は、その関連するアルバイト歴を記載することが適切とされています。それでも、アルバイトの経験やスキルは、履歴書の職歴欄よりも、自己PR欄や志望動機などのセクションで触れるべきです。そこでの具体的な経験や成果を通じて、自身の適性や能力をアピールする材料として有効に活用することが推奨されます。
職歴無しの場合
履歴書において、正規の職歴が存在しない場合は、その欄に「なし」と簡潔に記載してください。また、職歴の終了部分には右下に「以上」という文言を忘れずに加えることで、その後の職歴が存在しないことを明確に伝えることができます。職歴がない場合、自己PR欄などで未経験を補うための熱意や学びたいという意志を強調することが重要です。具体的な経験はなくとも、新しい環境や職場で学び、成長する意欲をしっかりとアピールする文言を追加することで、採用側に対しての印象を向上させることができます。
看護師や公務員の場合
履歴書における職歴の記載に関して、病院での勤務経験がある方は、入社時の表現として「入職」という文言を使用してください。一方、公務員の方は「入庁」を使用するのが適切です。また、病院やその他の施設での勤務の際には、施設の名称だけでなく、その背後にある法人の名称も記載することが重要です。これにより、採用担当者に対して、自身が勤務していた組織の正確な背景や規模を明確に伝えることが可能となります。
派遣社員の場合
履歴書において派遣経験を記載する際、2つの要点が重要です。まず、あなたが登録した「派遣元」としての会社名と、実際に勤務した「派遣先」の会社名は、明確に分けて記述する必要があります。これにより、具体的な派遣の流れや関係性を正確に示すことができるでしょう。次に、派遣会社に派遣社員としての登録を行った際の表現として、「登録」という文言をそのまま使用するか、さらに具体的に「○○○○株式会社より△△△△株式会社に□□職として派遣」という形で記載することが望ましいです。これにより、採用担当者に対して、派遣の詳細な状況や役職を明確に伝えることができます。
まとめ
最終的に、履歴書はあなたの職務経験や学歴だけでなく、人としての特性や取り組み方、そしてこれまでのキャリアの中で培った知識やスキルを伝える貴重なツールです。それを明確に伝えるための丁寧な記述や正確な表現は、採用担当者に対して、あなたが真摯に仕事に取り組む姿勢を持っていること、またプロフェッショナルとしての認識を持っていることを示すものです。細かな点までの注意や、経歴や経験に応じた適切な記載は、他の応募者との差別化や採用担当者に対する信頼の獲得に繋がります。自身の歩んできた道のりや得た経験を最も効果的に伝えることで、あなたの価値を十分にアピールする履歴書の完成に近づくことでしょう。