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履歴書の「現在に至る」の意味とは。3つのケース別の使い方も紹介

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履歴書の”現在に至る”、正しい使い方をご存知でしょうか?多くの方がこのフレーズについて正確な理解を持っていないこと、また、いかに記述すればよいのか迷っていることでしょう。この記事では、”現在に至る”の正確な意味を明らかにします。さらに、具体的な3つのケースに応じた最適な使い方も解説します。本記事は、履歴書作成時の疑問や不安を解消し、自信を持って記述できるようになるためのガイドとなります。

履歴書の「現在に至る」の意味

履歴書において「現在に至る」とは、文字通り現在もその仕事を継続している状況を示しています。この表記を用いることで、転職活動を行いながら現職に在籍していることが伝わります。実は、このニュアンスは「在職中」という表現で同様の意味を持ちます。しかし、すでに退職済みの場合はこの表記は不適切。退職済みであることを明確に伝えるため、「現在に至る」とは使わないことが望ましいでしょう。さらに、「現在に至る」の表現は職歴のみに適しており、学歴に関しては利用することができません。学歴の現在のステータスを示す場合、「在学中」や「卒業見込み」といった言葉を選択することが必要なのです。

「現在に至る」「以上」は必要?不必要?

履歴書の「現在に至る」という表現は、今もその仕事や役職に在籍していることを示す際に用いられます。一方、「以上」は履歴の終わりを意味し、これ以上の情報はないことを強調します。どちらの表現も明確な意図を持って使用することが鍵です。しかし、適切な文脈でない場合や冗長に感じる場面では、省略することも選択肢となります。重要なのは、履歴書を読む側が情報を正確かつ迅速に把握できるよう、シンプルかつ明瞭な記載を心がけることです。

履歴書の「現在に至る」「以上」の正しい使い方

履歴書を記載する際、正確な表現は採用のキーとなります。「現在に至る」とは、その職や役職に現在も在籍していることを示唆するフレーズです。逆に、経歴の最後に「以上」を付けることで、それまでの情報が全てであり、これ以降の履歴は存在しないことを伝えます。しかし、無闇に使用すると冗長に感じられることも。そのため、情報が明瞭かつ簡潔に伝わるよう、状況に応じて適切に使用する必要があります。
「現在に至る」「以上」の書く位置
「現在に至る」「以上」を書かなかった場合

「現在に至る」「以上」の書く位置

履歴書や職務経歴書を記載する際、位置取りが大切です。「現在に至る」という表現は左詰めで記述するのが一般的です。これにより、その経歴が現在も続いていることが一目で分かります。一方で、「以上」は右詰めに配置します。これで経歴の終了点を明確に示すことができます。もし、職歴が多くて全ての行が埋まる状況の場合、履歴書では最終行の右端に、「以上」を記載しましょう。職務経歴書の場合は、次のページを利用して続けて記述するとスマートにまとめることが可能です。

「現在に至る」「以上」を書かなかった場合

リスト(箇条書き)紹介する項目を読者が一覧できるリストを追加リスト(箇条書き)

書かなくても採用の評価には基本影響しない

「現在に至る」や「以上」を履歴書に書き忘れたとしても、それだけが採用判断の直接的な要因とはならないのが一般的です。しかし、そのような細部への注意欠如は、読む側に「注意力が足りない」とか「一般的な書類作成の常識を知らない」といったマイナスの印象を与えるリスクが存在します。このような小さなミスも、全体の印象を損なう要因となり得るため、できる限り正確な情報と適切なフォーマットで履歴書を提出することが望ましいでしょう。

採用担当者に誤った情報を伝えてしまう可能性がある

履歴書の「現在に至る」という表現は、現在もその仕事を続けていることを示す重要なポイントです。この言葉を省略してしまうと、採用担当者はあなたがすでにその職を退いており、即座に新しい仕事に就けるとの印象を持ちかねません。一方、「以上」の表現を書き忘れた場合は、それほどの深刻な問題にはならないものの、履歴書としての完成度は若干低くなります。正確な情報提供は、信頼関係の基盤となります。

3ケースにおける「現在に至る」の使い方

履歴書を記述するシチュエーションは様々。特に、新卒としての求人応募、学生がアルバイトに挑む際、そしてフリーランスが自らの実績を示す場面での「現在に至る」の活用方法は異なります。このセクションでは、これら3つの具体的なケースにおける適切な使い方を詳しく紹介します。正確な表現で、より良い印象を与えましょう。
新卒の求人に応募する場合
学生がアルバイトに応募する場合

新卒の求人に応募する場合

新卒として求人に応募する際、履歴書の表現は特に慎重に行いたいものですよね。まず、「現在に至る」という表現は学歴の部分での利用は適切ではありません。職歴がまだない新卒の場合、職歴欄に「なし」と明記するのがスタンダード。その後、次の行に「以上」と記載し、これまでの経歴が終了したことを示します。多くの大学生が初めて社員としての職歴を築く際、このフォーマットに従うことで、正しい形式で履歴書を提出することができます。

学生がアルバイトに応募する場合

学生がアルバイトに挑戦する際、過去の経験は非常に貴重です。大学生や高校生の場合、職歴としてアルバイトの経験を積極的に挙げることは推奨されます。特に現在もアルバイトを続けている場合、その継続性を「現在に至る」というフレーズや「在職中」で強調してみましょう。記載する際のポイントとして、アルバイト先の会社名や店舗名、そして働いた期間は必ず明記しましょう。さらに、多種多様な業務を経験した登録制のアルバイトである場合は、登録している会社名を先頭に書き、その後に主な業務内容を列挙すると、より分かりやすくなります。

フリーランスが履歴書を書く場合

フリーランスとしてのキャリアを履歴書に書き留める際、注意が必要です。通常、職歴欄の終了点には「以上」や「現在に至る」という言葉で終わらせますが、フリーランスとして現在も活動を続けている場合、この2つの表現を併用することで継続性を明確に伝えられます。しかし、フリーランスとしての活動を終えて廃業している場合は「現在に至る」は適用外となります。また、独立時に開業届を提出していた方は、その開業の日付も履歴書に加えることで、自らのプロフェッショナルな姿勢をアピールする良いチャンスとなります。

「現在に至る」と「以上」を書くときのポイント

履歴書の「現在に至る」と「以上」の記載には一定のルールが存在します。最後の職歴には最新の情報をしっかり記入し、可能な場合は退職予定日も明記することで、更新性と透明性を保ちます。また、学生時代のアルバイトや派遣経験についても、一定期間以上続けていたならば記載をおすすめします。これにより、あなたの経験と成長を具体的に示すことが可能になります。

最後の職歴は最新の情報を記入する

履歴書の「現在に至る」の前の部分には、現在の職務内容を明確に書きましょう。例えば、「◯◯部◯◯課にて✕✕業務に従事」とのように具体的に。特にパソコンで作成する場合、過去のデータをそのまま使うと、最新の部署や職務が反映されず、採用担当者に誤った印象を与えるリスクがあります。定期的な更新が必須です。最新の情報で正確な職歴を伝えることで、採用のチャンスを逃さないようにしましょう。

可能な限り退職予定日も記入する

退職予定日が決まっている場合、それを履歴書に明記することは採用担当者にとって有益な情報です。即戦力としての採用を考慮している企業にとって、入社時期が早いことはプラスポイントになる可能性が高いです。退職予定日の記載方法としては、「現在に至る」の後に「なお、◯月△日付で退職予定」と入れ、その下に「以上」と記述します。このように、明確な情報を提供することで、求人企業とのマッチングをスムーズに進めることができるでしょう。

学生のアルバイト・派遣は一定期間働いているなら記載する

短期間のアルバイトをした経験は、必ずしも履歴書に記入する必要はありません。しかし、長期にわたり勤務し、得たスキルや経験が次の職に活かせる場合、その情報は価値があります。職歴の空白は、採用担当者から見ると疑問を持たれることがあるため、学生時代に一定期間アルバイトや派遣で働いた経験がある場合は、履歴書に記入することで、その期間の活動内容を伝えることが可能です。積極的な経験の共有で、より良い評価を得られる可能性が高まるのです。

履歴書の現在に至るに関するよくある質問

履歴書の「現在に至る」表記に関して、多くの人が疑問を持っています。このセクションでは、そのような一般的な疑問点をピックアップし、明確な答えを提供します。新たな職を求める際や履歴書の作成時に不安を感じることなく、正確な情報を記載するための参考として活用してください。
有休消化中はどのように書けばいいですか?
「退職予定」と「退社予定」どちらを使えばいいですか?

有休消化中はどのように書けばいいですか?

有給消化中でも、正式な退職日まではまだ勤務しているとみなされます。そのため、履歴書の職歴欄には「現在に至る」と記載します。重要なのは、最終出社日と退職日を混同しないことです。最終出社日が先で、退職日はそれ以降となるので、正確に区別して履歴書に反映させるように心掛けましょう。

「退職予定」と「退社予定」どちらを使えばいいですか?

「退社」は一日の仕事を終えて帰る行為を指すこともあり、長期の離職を示す際には混同の元となりえます。したがって、定職を離れる意味をはっきりと伝える場合、履歴書上では「退職」や「退職予定」の表現を使用することを推奨します。これにより、誤解を生む余地を減らし、明確な意図を伝えることができます。

まとめ

履歴書の「現在に至る」や「以上」の表記は、応募者自身の経歴や状況を正確に伝えるための重要な要素です。正確な情報を伝えることで、採用担当者に対して信頼性を持たせることができます。新卒の求人、学生のアルバイト応募、フリーランスの履歴書作成において、それぞれの状況に応じた適切な使い方が求められます。特に退職予定日の記載や、長期間のアルバイト経験のアピールなど、細かいポイントを押さえることで、履歴書のクオリティを一層向上させられます。また、採用担当者が抱く疑問や誤解を避けるためのポイントにも触れました。
最後に、履歴書はあなたの”第一印象”となる大切な書類です。正確かつ効果的に自己をアピールするために、今回の内容を参考に、最適な表現を用いてください。成功した転職や新しい仕事への第一歩として活用しましょう。