【履歴書作成】免許・資格欄の正しい書き方を解説
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目次
履歴書には免許や資格を書く欄がありますが、
「自動車の免許の正式名称ってなんだろう?」
「複数の免許・資格を持っているけど、どんな順番で書けばいい?」
「何も持っていない…」
など書き方に悩むこともありますよね。
この記事では、履歴書の免許・資格欄の正しい書き方や、免許の正式名称一覧、書き方の例文、書くときの注意点などを紹介いたします。
記事を読んで、履歴書の免許・資格欄を書き上げて、あなたのスキルを企業に的確に伝えていきましょう。
履歴書に免許・資格は書くべきか
「そもそも履歴書に免許を書くべきなのかな?書かなくても影響はなさそうだし、書きすぎると逆に印象良くないんじゃ…」
など考えてしまう方もいるのではないでしょか?
まず、免許や資格を持っているなら、基本は書いておきましょう。
ただし、所持しているすべての免許・資格を書かないとダメというわけではありません。
学歴などのように、漏れなく書く必要はないのです。
免許・資格欄もスペースに限界があるので、持っている資格が多い場合は、応募先の仕事に関係のあるものを優先して書いていくのがおすすめです。
なお、応募先の仕事内容に関係なく運転免許を持っている場合は必ず記入してください。
履歴書の免許・資格欄の正しい書き方
ここからは免許・資格欄の正しい書き方について、5つのポイントに分けて解説していきます。
①免許・資格の名前は正式名称で記載する
MOS・FP・簿記・宅建。
これらは、よく耳にする免許や資格ですが、実はこのまま書くのはNGなんです。
履歴書の免許・資格欄は必ず正式名称で記入してください。
先ほど出てきた資格の正式名称は以下のようになります。
MOS→Microsoft Office Specialist
FP→ファイナンシャル・プランニング技能士
簿記→日本商工会議所簿記検定または、全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験
宅建→宅地建物取引士
長い…と思ったかもしれませんが、大概の免許・資格の名前はこのように長いことが多く、口頭では短縮されていることがほとんどです。
履歴書に記入する前には、正式名称は必ず調べてみてください。
運転免許の正式名称については、記事の後半で紹介します。
②運転免許を記載し、その他の免許・資格の順番で書く
複数の免許や資格を持っている場合は、運転免許→その他の免許・資格の順番で書きましょう。
運転免許以外は基本は時系列で書けばOKですが、応募先が必須としていたり仕事に役立つ免許や資格を持っている場合は、それを優先して運転免許の下に書いてもかまいません。
事務や経理などに応募するのであれば簿記やMOSなど、それぞれの職種に合った免許や資格をアピールできると、採用に1歩近づけるでしょう。
③免許名・資格名は取得当時のもので記入する
免許や資格の中には、名称変更が行われているものも存在します。
「取得時と現在、どちらの名称で記載すれば…?」と悩みますが、履歴書に記入する場合は取得当時の名称を使用し、括弧書きで(現:〇〇)のように記載しましょう。
例えば以下のような免許・資格が名称変更されているので、ご注意ください。
- 宅地建物取引主任者⇒宅地建物取引士
- Microsoft Office User Specialist(MOUS)⇒ Microsoft Office Specialist(MOS)
④和暦・西暦の用法は統一
これは履歴書全体に言えることですが、「平成10年」という和暦と「1999年」という西暦が履歴書内で混じってしまうのは、NGです。
自分が読む側だとしたら、混乱してしまいますよね。
どちらを使っても問題はありませんが、和暦なら和暦、西暦なら西暦に履歴書内で揃えるようにしましょう。
⑤免許・資格欄は「以上」は必要なし
学歴・職歴欄を書く際には最後にかならず以上とつけますが、免許・資格欄では必要ありません。
最後の行まで持っている免許や資格を書いてOKです。
資格をたくさん持っている方は、ぜひ欄いっぱいに記入してみてください。
仕事に関係がなくても、面接での話の種になるかもしれません。
⑥免許・資格を持っていない人は「特になし」と記載すればOK
「私は運転免許すら持っていなくて…」
そんなときは、「特になし」と書けばOKです。
「特になし」と書くのが気になる場合は、受験の予定が決まっている免許や資格を書いてみるのも一つの手段です。取得予定の免許・資格を書く場合は、応募先の仕事に関係していることが望ましいでしょう。
もちろん、取得予定と書くことも忘れずに。
⑦仕事に関係のない検定や資格は趣味欄に書いてもいい
最近流行している「〇〇ソムリエ」や「〇〇検定」と名のつくものを書いていいものか悩む方もいらっしゃるかもしれません。
そういった検定類は基本的にそこまで重要視はされないので優先度は高くありません。
しかし、飲食店であれば、野菜ソムリエや日本酒検定を持っていると重宝される場合もありますし、観光関連のしごとであれば温泉ソムリエや世界遺産検定などが役立つこともあるでしょう。
もし、仕事に直結するような検定類を持っている場合は、ぜひ免許・資格欄に記入してみてください。
仕事に関係ない場合は、話の種になるように趣味特技などの欄に書いてもいいでしょう。
運転免許を記載する際の確認方法と記載方法
持っていたら必ず書いてほしい運転免許。
履歴書に記載する際に確認したい項目は、取得日と免許の種類です。
免許取得日
免許を取得した日は、運転免許証の左下に書いてあります。
3つの記載欄があり、上から
「二(二輪)・小(小型特殊自動車)・原(原付き)」
「他(二輪以外の第一種運転免許)」
「二種(第二種運転免許)」
となっています。
最も取得者が多いであろう普通自動車免許は、2段目の「他」に当てはまるので、2行目を見てください。
持っている免許が各行で1種類ずつの場合は免許証で確認できますが、たくさんの免許を持っている場合は、免許証だけではわからないこともあります。
その際は、「運転免許経歴証明書」を取得して確認してみましょう。
運転免許センターなどで発行可能です。
持っている運転免許の種類の確認
次に、あなたが持っている免許の種類を確認する方法をご紹介します。
取得日の右側にある「種類」の部分をご覧ください。
普通・原付・普二など、あなたが持っている種類の部分にだけ記載があるはずです。
運転免許の正式名称
免許の種類が記載された部分では、短縮された表記が使われていますが、もちろんそのまま履歴書に書くのはよくありません。
以下の一覧を参考に、持っている運転免許の正式名称を確認してから、履歴書に記入していきましょう。
■ 第一種運転免許
大型:大型自動車第一種運転免許
中型:中型自動車第一種運転免許
準中型:準中型自動車第一種運転免許
普通:普通自動車第一種運転免許
大特: 大型特殊自動車免許
大自二:大型自動二輪車免許
普自二:普通自動二輪車免許
小特:小型特殊自動車免許
原付:原動機付自転車免許
け引:牽引自動車第一種運転免許
■ 第二種運転免許
大二:大型自動車第二種運転免許
中二:中型自動車第二種運転免許
普二:普通自動車第二種運転免許
大特二:大型特殊自動車第二種免許
け引二:牽引自動車第二種運転免許
ちなみに、第一種と第二種の違いは、お金をもらってお客さんを乗せて運転できるかできないかです。
タクシーやバスなどの運転を行う場合は、第二種が必要となります。
2017年以前に運転免許を取得した人は要確認?
2017年3月12日に道路交通法が改正されたことで、準中型自動車(車両総重量3.5トン以上7.5トン未満)が設けられ、それに伴い準中型自動車第一種運転免許が新設されました。
つまり、道路交通法の改正前後では、取得したのが普通自動車免許であっても、運転できる車の大きさに差があるのです。
2007年6月2日から2017年3月11日に普通自動車免許を取得した方の場合、2017年3月12日以降は5トン限定準中型免許となります。
現在取得できる普通自動車の免許にプラスして、車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の準中型自動車を運転することが可能です。
運転免許証には「準中型車は準中型(5t)に限る」と条件が記載されます。
また、2007年6月1日までに普通自動車免許を取得した方は、8トン限定中型免許となっているはずなので、こちらも履歴書での書き方には注意が必要です。
履歴書に書く場合は誤解なく企業側に伝わるように、以下のような表記でわかりやすく記載しましょう。
「普通(現 5t限定準中型)自動車第一種運転免許」
「普通(現 8t限定中型)自動車第一種運転免許」
【例文紹介】履歴書への免許・資格の記入方法
ここからは具体例を交えながら記入方法を確認していきましょう。
まずは和暦を使った取得順の書き方からです。
年 | 月 | 免許・資格 |
平成29 | 4 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
平成29 | 5 | 大型自動二輪車免許 取得 |
平成30 | 1 | TOEIC公開テスト 750点取得 |
令和2 | 4 | Microsoft Office Specialist 取得 |
ご覧のように、年月で記入欄が別れているので、「年」や「月」表記は省略してかまいません。
また、資格名のあとには「取得」や「合格」などの表記をつけましょう。
次に西暦バージョンも見てみましょう。
こちらは、応募する仕事への関連順で書いたものとなります。
年 | 月 | 免許・資格 |
2017 | 5 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
2020 | 4 | 国家資格キャリアコンサルタント 取得 |
2019 | 1 | TOEIC公開テスト 700点取得 |
2つ目の例は、人材系企業への応募を想定して記入されています。
人材系の会社であれば、キャリアコンサルタントの資格は評価の対象になりやすいはずです。
ちなみに2つの例にでてきたTOEICについては、自分の点数を書くべきか悩む方もいるかもしれません。もし迷った場合は以下を目安にしてみてください。
英語に抵抗感がないことを伝えたい場合→500点以上
英語での接客業務に支障が少ないことを伝えたい場合→600点以上
英語力をアピールしたい場合→700点以上
また、検定系などで級がある場合も、このレベルは書いて良いのかと迷うことがあるのではないでしょうか?
資格によって異なるものの、応募する仕事に関係しているのであれば、2級以上は記入しても問題ないでしょう。
まとめ
この記事では、履歴書の免許・資格欄の書き方について解説しました。
免許・資格欄の正しい書き方のポイントや、多くの人が記入する運転免許の書き方、免許の種類、正式名称、道路交通法の改正による普通自動車免許の表記について、そして例文紹介まで。
これを読むことで、履歴書の免許・資格欄が自信を持って書けるようになるのではないでしょうか?
ぜひこの記事を活用して、あなたの履歴書を仕上げてみてください。